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ドローンで撮影した写真から高速処理で3次元地形データを生成可能な新端末「Smart Construction Edge 2」の提供を開始
~圧倒的なスピードの高性能SfM(点群処理)機能とAIによる自動不要物除去機能を搭載~
株式会社EARTHBRAIN(代表取締役社長 小野寺 昭則、以下、EARTHBRAIN)は、ドローンで撮影した写真をもとに高速処理で3次元地形データを生成可能な「Smart Construction Edge」サービス向けの新端末「Smart Construction Edge 2」(以下、本端末)を本日から提供開始いたします。
Smart Construction Edge 2 外観イメージ
本端末は従来提供していた端末「Smart Construction Edge※1」から、(1)SfM(点群処理)速度の向上、(2)不要物除去の精度向上および手作業の削減、(3)起工/出来形測量への対応といった主に3点を進化させた新モデルです。
【主な進化のポイント】
(1)SfM(点群処理)速度のさらなる向上
従来の端末では2ヘクタールあたり10分必要だった点群処理時間を本端末で は2.5分(150秒)に短縮することが可能となり、点群処理の作業時間を大幅に削減できます。
(2)不要物除去の精度向上および手作業の削減
本端末では新たにAIを搭載することで、現場の建物、建機や人など、3次元地形データ生成にあたり不要な物体を自動で除去することができるため、手作業を減らすことができる上、信頼性および安定性の高い高精度な3次元地形データ生成が可能となります。
(3)起工/出来形測量への対応
高精度GNSS搭載のドローンと組み合わせれば、起工/出来形測量にも対応可能です。
さらに、高解像度オルソ画像※2の生成により、現場全体を俯瞰する画像の生成が可能なため、機労材の見える化ツールとして利用できるほか、広大なエリアを複数回に分けてドローンを飛行させる場合も取得したデータを1つに統合して出力することができる点、防水・防塵仕様のため屋外でも安心して利用いただける点などユーザビリティの観点でも改善しております。
また、従来の端末同様、2周波GNSSを搭載しているため、マシンガイダンス(MG)やマシンコントロール(MC)などICT施工時の固定局としても活用できます。
なお、本端末で生成した現場の3次元地形データを、現場の状況を3D Viewerで可視化するサービス「Smart Construction Dashboard」に連携させることで、ドローンで把握した現場の状況をすべてデジタル上で管理・共有することができ、現場でのさらなるICT活用と業務効率化を促進することが可能です。
今後もEARTHBRAINは、建設現場のデジタル化を実現することにより、生産性・安全性・環境性を向上し、スマートでクリーンな未来の現場の創造に取り組んでまいります。
【別紙】「Smart Construction Edge 2」の概要
1.主な特長
2.提供開始日
2022年10月18日(火)
3.提供方法
EARTHBRAIN販売代理店による販売
(「Smart Construction Edge 2」端末およびiPadは、無料で貸与させていただきます。)
※貸与端末(Smart Construction Edge 2およびiPad)を紛失・故障した際は、端末代金をお支払いいただく場合もございます。
※本サービスおよび貸与端末、代理店からの販売価格などの詳細は、各代理店にお問い合わせください。
4.お問い合わせ先
以下お問い合わせフォームからお問い合わせください。
※1 「Smart Construction Edge」端末は、2018年5月にコマツが販売を開始した製品で、高精度SfM(Structure from Motion)処理機能とハイスペックGPUを搭載し、点群生成や不要物除去といったデータ処理を高速で行うことが可能な端末です。また、GNSSアンテナとRTK(リアルタイムキネマティック)を利用して自らの位置情報を取得することができ、現場のどこにでも設置可能です。さらに、1回の充電で6時間使用可能な高性能バッテリーを装備し、現場での使用に適した耐久性も備えています。
※2 「オルソ画像」とは、写真上の像の位置ズレをなくし、空中写真を地図と同じく、真上から見たような傾きのない、正しい大きさと位置に表示される画像に変換したものです。
* iPadはApple Inc.の商標です。
報道発表資料に記載された情報は、発表日現在のものです。 仕様、サービス内容、お問い合わせ先などの内容は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。